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「永代供養」イコール納骨堂は間違いです。
「永代供養」=「納骨堂」???
前回のコラムでも取り上げた「永代供養」ですが、案外多いのが「永代供養=納骨堂」と思っている方です。
無論それも間違いとは言い切れないのですが、たとえばビル型の納骨堂が提唱する「永代供養」については良く考えてみる必要があります。
「ビル型納骨堂」と「永代供養」
ここで言う「永代供養」とは一般的に、一定期間ご遺骨を納骨檀にて預かり、その期間を過ぎると同じビル内の合祀檀に合祀するというものです。
中には「永代にわたって」納骨檀を占有できる納骨堂もあるようです。
しかし、考えてみてください。
ビルが永代にわたって存続する?
ご存知の通り、ビルには耐用年数というものがありますよね。
最近の建築であっても、40~50年持てば良い方です。いずれは取り壊したり建て替えたりしなければなりません。
にもかかわらず、建物の寿命がきたらどうするのかについて明言している納骨堂はほとんどないと言って良いのではないでしょうか?
つまり、ビル型の納骨堂の場合、【 「永代」イコール「ビルの耐用年数」でしかない】可能性が高いのです。
「石」のお墓が千年以上にわたって続いてきた理由
その点、石のお墓の場合、天変地異によってお寺や霊園自体がなくなってしまわない限りは安心です。
もちろん、経営主体が安定しているお寺や霊園でなければいけませんが、それは納骨堂においても同じこと。
たとえ人類が滅びても、石のお墓なら消滅してしまうことは考えにくいですよね。
古くからわが国では、この世の住まいは木で造り、お墓だけを石で建ててきました。
その理由について深く考えることが、本当の供養を考えるうえできっと役に立つはずです。
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